52.初めての春を迎える猫たち |
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52.初めての春を迎える猫たち
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暖かくなってきました。猫たちも陽の当たる場所でくつろいでいます。今日も桜第六東に集まる猫達。タマ一家も、レオン達も… 「父さん、暖かくて気持ちいいわね。」 「キジコ、これから気持ちい季節がやってくるよ。」 「この公園は桜が咲いて綺麗なのよ」 シロちゃんも嬉しそうに言った。 「母さん、サクラって何?」 白玉が聞いた。 「あなたたちは桜をまだ見たことがないわよね。」 「何々?」 興味津々で聞いてきたキジコ。 「桜ってこの木なのよ。このきにピンクの綺麗な花が沢山咲くのよ。」 キジコと白玉が顔を見合わせた。見たこともないしわからないのだ。 「ピンクの花ってどんなものかしら…」 「何の話?”ぴんくのはな”って…」 ハチが駆けよってきて聞いた。 「それって美味しいの?」 「ハチ、違うよ~」 タマとシロちゃんは大笑いした。 「タマたち、楽しそうじゃないか。ピンクの花だって?!桜の話かい?」 レオンが話しかけてきた。 「そうなんだレオン、桜がもうすぐ咲くからそのことを話してたんだけど、この子たちはまだ桜を見たことがないからわからないんだよ。」 「そうか、わからないよな。花が咲くまでのお楽しみだね。」 「さくらが咲くまでどれくらいかな?」 ハチが聞いた。 「もうすぐかな、もうすぐ咲くよ。」 「へ~早く見てみたいな。」 白玉もキジコも楽しそうに言った。 「早く“さくら”を見たいな~」 暖かい過ごしやすい季節が近づいてきている。猫たちはとても楽しみにしている。 実は、コリキも楽しみにしている… |
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